このような悩みは
ありませんか?
- ゴルフやテニスのスイング動作で肘の内側が痛む
- ペットボトルのフタを開ける、ドアノブを回すなどがつらい
- 荷物を持つ・子どもを抱えるときに肘がズキッと痛む
- 安静にしていても肘がジンジンして、仕事や家事に集中できない
ゴルフ肘の原因について

ゴルフ肘(内側上顆炎)は、肘の内側(上腕骨内側上顆)に付着している筋肉や腱に過度な負荷がかかることで炎症が起こる疾患です。名前に「ゴルフ」とついていますが、スポーツだけでなく、日常生活や仕事での繰り返し動作でも発症します。それでは、主な原因について説明していきます。
手首や指を「曲げる動作」の繰り返し
ゴルフのスイングやテニスのフォアハンドなどで、手首を曲げる筋肉(前腕屈筋群)を酷使することが原因のひとつになります。この筋肉は肘の内側に付いているため、繰り返しの使用で腱に負担が集中し、炎症を引き起こします。
ゴルフやテニスなどのスポーツ動作による負荷
ゴルフ肘は、ゴルフで地面を強く叩くような打ち方や、スイングフォームが崩れている場合が、特にリスクが高いと言われています。また、テニスのフォアハンドストロークでも同様の負担がかかります。
仕事や家事による反復動作(非スポーツ由来)
パソコン作業でのタイピング、工具を使った手作業、重いものを繰り返し持つなどの反復動作も原因になることがあります。特に、手首を内側に曲げる・ひねる・力を入れる動作が多い職業(例:大工・調理師・清掃作業など)で発症しやすいと言われています。
加齢による腱の柔軟性低下・変性
年齢とともに腱や筋肉の弾力が失われ、小さな負荷でも傷つきやすくなり、40代〜60代に多く発症する傾向があります。
筋力バランスの崩れやフォームの問題
手首・前腕の筋力や柔軟性が不十分なまま動作を繰り返すと、肘への負担が偏ってしまいます。特に初心者ゴルファーや運動不足の方に多く見られます。
ゴルフ肘の症状について

ゴルフ肘(内側上顆炎)の症状は、肘の内側に痛みや違和感が出るのが特徴で、手首や指の動きにも影響が出ることがあります。初期症状は軽い違和感から始まり、進行すると日常生活にも支障をきたすことがあります。それでは、主の症状について説明していきます。
肘の内側の痛み・圧痛
肘の内側(上腕骨内側上顆)を押すとズキッとした痛み(圧痛)があります。初期は運動後だけだった痛みが、安静時や就寝中にも感じるようになることもあります。
手首を動かすと肘が痛む
ゴルフ肘は、特に手首を内側に曲げたり、手をひねる(回内動作)ときに肘の内側に痛みが出ます。例えば、ドアノブを回す、雑巾をしぼる、荷物を持ち上げるなどが挙げられます。
握力の低下・物がつかみにくい
握る動作に使う筋肉が痛みの影響でうまく働かなくなり、握力が落ちる・物を落としやすくなります。さらに、ゴルフのクラブやラケットがしっかり握れない・振れないという悩みにもつながります。
腕のだるさ・張り感
肘だけでなく、前腕(肘から手首にかけて)にもだるさや筋肉の緊張を感じることがあります。また、筋肉の張りが強くなると、手首や指にも痛みが波及することがあります。
動作のたびに不安を感じる(慢性化)
ゴルフ肘になると動作のたびに「また痛むかも」と恐る恐る動かすようになり、可動域の制限やフォームの乱れにつながります。さらに、無理を続けると、慢性炎症や腱の損傷へ進行することもあります。
