このような悩みは
ありませんか?
- 立ち上がる・歩くなど、基本動作ができなくなる
- 急な痛みで仕事や家事が手につかなくなる
- 寝返りやトイレ動作すら激痛で困難になる
- 再発への不安から、常に腰をかばって生活するようになる
ぎっくり腰の原因について

ぎっくり腰(急性腰痛症)は、突然強い腰の痛みが出る状態ですが、その背後にはいくつかの隠れた原因や要因があります。はっきりとした「病名」がつくことは少なく、筋肉・関節・靭帯の急な損傷や炎症によって起こることが多いです。
表面的には「急に痛くなった!」と感じますが、実はその前から腰には疲労・緊張・ゆがみなどがたまっていることがほとんどです。
急な動作・無理な姿勢
重いものを勢いよく持ち上げたときや、くしゃみ、咳、体をひねった瞬間、朝起きてすぐの中腰動作などが原因になることがあります。
筋肉や靭帯に急激な負荷がかかり、炎症や微細な損傷を引き起こします。
筋肉の疲労・柔軟性の低下
長時間のデスクワークや運動不足、ストレッチ不足が原因のひとつになることがあります。
疲れた筋肉は硬くなっており、ちょっとした動きで損傷しやすい状態になります。普段から運動不足の人ほど起こりやすいです。
骨盤・腰椎のゆがみや姿勢の悪さ
猫背、反り腰、片側に重心をかける立ち方や座り方が関係していると言われています。また、足を組む、前かがみなどの長時間の悪い座位姿勢も要因になると言われています。
骨や関節のバランスが崩れることで、腰回りの負担が蓄積されます。
筋力低下(特に体幹や腹筋)
腰回りを支えるインナーマッスルが弱いと、腰椎が不安定になりやすく、ぎっくり腰の原因になります。特に中高年では加齢による筋力の低下も影響しています。
冷え・血行不良
冷房の効きすぎ、朝晩の寒暖差、腰や下半身の冷えもぎっくり腰の原因のひとつになります。筋肉が硬くなり、動きが悪くなるとケガをしやすくなるという悪循環になることが多いです。
ストレス・疲労・睡眠不足
精神的ストレスが続くと筋肉が緊張状態になります。自律神経が乱れ、筋肉の回復力が落ちると言われています。
見えないダメージが蓄積し、ある日突然「ぎっくり腰」として現れます。
ぎっくり腰の症状について

ぎっくり腰(正式には「急性腰痛症」)は、突然発症する激しい腰の痛みが特徴の症状です。英語では「lumbago」や「acute low back pain」、ヨーロッパでは「魔女の一撃(witch’s shot)」とも呼ばれるほど、強烈で予測不能な痛みを引き起こします。
突然の強い腰の痛み
物を持ち上げたとき、くしゃみをしたときなど、些細な動きをきっかけに発症します。
その場から動けなくなることもあり、「ピキッ」と音がしたように感じる人もいます。
腰をまっすぐにできない・動けない
立ち上がる・歩く・寝返りなど、基本動作が激痛で困難になります。
前かがみや起き上がりなど、特定の動作で痛みが悪化することがあります。
痛みの種類
ズキズキする痛みやピリッと電気が走るような痛み、鈍い重だるさを感じることがあります。腰の奥の方が引き裂かれるような感覚もあると言われています。
また多くの場合、腰の片側に強く痛みが出るが、両側や中心に出ることもあります。
しびれは通常なし(あっても軽度)
坐骨神経痛とは違い、足にしびれが出ることはあまりありません。ただし、しびれが強く出る場合は椎間板ヘルニアなど他の病気の可能性もあります。
