成長期の膝の痛みの原因と対処法

ご覧頂きありがとうございます!

今回はお悩みの多い成長期の膝の痛みの正体についてお伝えしていきます。

 

ご自身、またはご家族の方で当てはまる方がいらっしゃいましたら是非最後までお読みください!

 

小学生から高校生までの成長期にかけて、膝に痛みが生じることがあります。

この痛みは「オスグッド病」や「成長痛」と呼ばれる症状かもしれません。

成長痛だから痛むことは仕方がないと放置される方も多いですが、
適切に対処することで痛みの改善が期待できます。

オスグッド病や成長痛が起こるメカニズムを知り正しい対処や予防方法を身につけましょう。

 

•ランニングやジャンプをすると膝が痛む

•屈伸すると膝が痛い

•膝の下の骨が 膨らんでいるように見える

このような症状は、成長期のオスグッド特有の症状といえます。


成長期に誰もが発症する可能性のある膝周辺の痛みですが、痛みの有無や症状には個人差があります。

オスグッド病に適切に対処するためにも、どのようなメカニズムで膝周辺に痛みが生じるのか知っておきましょう。

成長痛は成長期に起こる身体の痛みの総称であり、オスグッド病はその中の1つです。

オスグッド病は主に小学生から中学生の成長期に発症する傾向があります。

ですが時期には個人差があり、高校生になってから発症するケースもあります。

とくにスポーツをしている子どもに多くみられ、膝周辺が炎症を起こしています。
これは、骨や筋肉などの組織が成長途中のため、強い負荷が加わることで炎症を起こし、痛みにつながると考えられます。

 

オスグッド病が起こる主な原因

①急激に骨が成長すること

成長前の骨は軟骨ですが、そこから成長すると硬い骨になります。
軟骨から大人の骨に成長するスピードが早い場合、成長が追いつかずに軟骨の一部が剥がれてしまったり、太ももの筋肉が引っ張られたりして、炎症を起こすことがあります。

また、骨の成長に筋肉や腱など他の組織の成長が追いつかなければ、アンバランスな筋骨格構造になってしまいます。
そうすると、膝に負担がかかりやすくなって、痛みが生じる場合があります。

 

②軟骨に負荷がかかってしまうこと

成長期は、骨がまだ成長途中なので柔らかい軟骨の状態といえます。
そのため、成長途中の段階でスポーツによる負荷が加わると、柔らかい骨が損傷してしまう場合があります。
この損傷が痛み症状としてあらわれ、成長痛と呼ばれるようになります。

 

③繰り返しの負荷

成長途中の骨や筋肉、腱の状態で膝を曲げ伸ばしするような動きを繰り返すスポーツをおこなっていると、膝周辺に痛みが生じやすくなります。
とくにオスグッド病は繰り返しの動作でみられやすいスポーツ障害の一種です。
サッカーやバスケットボールなどのスポーツをしている子どもに発症しやすくなっています。

 

④筋肉の緊張

スポーツだけではなく、日常生活でも膝は頻繁に使う部分です。
膝の負荷が蓄積されれば膝周辺の筋肉が疲労して、筋肉が硬くなってしまいます。
硬くなった筋肉は縮みやすくなるため、骨を引っ張って、痛みが生じやすくなります。

 

オスグッド病・成長痛の症状

①膝周辺の痛み

オスグッド病・成長痛では、主に膝周辺に痛みが生じます。

オスグッド病では膝のお皿の下にある脛骨と呼ばれる部分に痛みが生じることが多いです。
とくに、膝を曲げ伸ばしするような動作で痛みが生じやすくなります。

また、運動をすると痛みが生じ、休むと痛みがおさまる傾向にあります。
成長とともに自然と痛みが改善していくケースが多いですが、ひどい場合には大人になっても後遺症として残る場合があります。

 

②腫れや熱っぽさ

膝のお皿の下部分に隆起が生じ、少しずつ骨が盛り上がっていく場合があります。
また、炎症によって腫れが生じている部分に熱っぽさがみられることもあります。

 

 

オスグット病の対処法

①安静

膝周辺の強い痛みがある時には、動かさずに安静にしましょう。
無理に動かすと炎症が拡大し、回復が遅れてしまう場合があります。

しかし、膝は日常的に使う部位なので、全く動かさないことは難しいです。
そのため、痛みが強い間はサポーターやテーピング、包帯などで膝周辺を固定すると、膝に負荷がかかりにくくなります。

 

②アイシング

膝周辺が強く痛む時や、熱っぽく腫れている時には、炎症が強く起こっていると考えられます。
こういった場合には、患部をアイスパックや氷水を入れたビニール袋を使って冷やすようにしましょう。

冷やすことで炎症が抑制され、痛みの緩和が期待できます。
ただし、冷やしすぎると血行が悪くなってしまうため、10分ほどおこなったら、一度中断して様子をみてください。

 

③ストレッチ

痛みが落ち着いてきたら、少しずつストレッチを取り入れて動かしていきましょう。
ずっと動かさずにいると筋肉や関節が硬くなって、慢性痛を引き起こす原因になることがあります。両脚を伸ばして座り、片側の足首の前側を伸ばすというストレッチを両足交互におこないましょう。

 

 

オスグッド病の予防方法

①ウォーミングアップとクールダウン

オスグッド病はスポーツが原因で発生するスポーツ障害とされています。

そのため、運動前にしっかりとウォーミングアップをおこなうことが大切です。
ウォーミングアップすることで、筋肉や関節の柔軟性が高まり、スポーツによってかかる負荷が分散されやすくなります。

また、スポーツを終えた後には、クールダウンのストレッチをおこないましょう。
クールダウンすることで、繰り返しの負荷によって起こった筋肉疲労の軽減が期待できます。

 

②練習メニューの見直し

オスグッド病は、スポーツのし過ぎによって発症することがあります。
そのため、成長状況に合った運動量や練習メニューに調整するようにしましょう。

 

③スポーツのフォームを見直す

誤ったフォームでの運動は膝に余分な負荷を与えてしまい、オスグッド病が生じやすくなります。
スポーツをおこなう際は、正しいフォームを身につけることで症状の予防につながります。

 

④日頃からストレッチをする

膝周辺の筋肉が緊張して硬くなると、骨が引っ張られてしまい痛みが生じやすくなります。
日頃からストレッチをおこなうようにして、筋肉の柔軟性を高めましょう。

筋肉の柔軟性が高まれば、骨の成長にも筋肉が対応しやすくなります。
壁に手をついて立ち、片方の膝を曲げてかかとをお尻につけます。
そのまま足首をお尻に押し付けるようにして10秒キープする、太もも前側のストレッチがおすすめです。

 

 

当院では症状に応じて、可動域の向上・筋力の強化・負傷した筋肉、腱の再生を図る電気治療を使用して施術をおこないます。

さらに手技療法や深部筋・腱へのアプローチ、疼痛緩和を目的にテーピングなどを施します。

適切に施術を行うことで痛みの緩和やスポーツを継続することが可能です。

放置せず私達にご相談ください!

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