打撲は冷やす?温める?状態別の対応ガイド

ご覧いただきありがとうございます!

本日は打撲についてお話いたします。

誰しもが絶対に経験のある打撲。この処置を間違うと完治が遅れてしまうこともあるので、

ぜひ最後までご覧ください!

 

打撲はスポーツ選手だけでなく、日常生活を過ごす中で誰でも負う可能性があるケガの1つです。

では、打撲をした場合、冷やすのが正解なのでしょうか。それとも温めたほうが早く治るのでしょうか?

打撲は打ち身とも言われており、硬い場所へと身体をぶつけることで、内出血や腫脹(腫れ)などを起こすことが特徴です。

打撲直後は患部が熱を持ってズキズキと痛むため、従来、打撲に対しては冷やすのが主流となっていました。現在でも打撲直後は冷やすことが基本となっています。

 

打撲の直後は基本的に冷やすのが正解なのですが、最近になって、冷やし過ぎることにもリスクがあると分かっています。

冷やす・温めるのバランスが重要なので、自己判断ではなく専門家に相談しましょう。

 

⭐️打撲直後は入浴について⭐️

打撲を起こした直後に入浴することは、原則として禁止とされています。

打撲のような炎症性のケガを負った場合、温めることで炎症が拡大し、痛みの増強や治癒の遷延を招いてしまうからです。

打撲した場合は患部を温めないようにし、シャワーで身体を清潔に保つようにしてください。

 

⭐️冷やすことのメリットとデメリット⭐️

①メリット

打撲を冷やすことのメリットとしては、炎症の拡大を防ぎ、痛みを感じにくくさせられる点が挙げられます。

患部を冷やし、一時的に血液の流れを滞らせることによって、つらい炎症症状の拡大防止が期待できます。急性期は冷やすと覚えておきましょう。

②デメリット

打撲を冷やすことのデメリットとしては、冷やしすぎると症状の回復を遅らせることが挙げられます。

血液は患部の回復に必要な酸素と栄養を運んでいるため、冷やすことで血行不良状態に陥ると、結果として患部の回復を遅らせてしまうのです。

また、筋肉が冷えてしまうとマクロファージと呼ばれる細胞の働きが阻害され、筋肉の再生が遅れる可能性もあります。急性期をすぎたら温めると覚えておきましょう。

 

⭐️打撲に対する応急処置について⭐️

打撲をした際はRICE処置と呼ばれる処置をとります。

RICEとは、英語の「Rest」「Ice」「Compression」「Elevation」の頭文字を取った処置法です。

①「Rest(安静にする)」

基本中の基本ですが、打撲をした場合まずは安静を心がけます。

ケガをしているのに動き回っていては、治るものも治らなくなってしまいます。

運動中にケガをしたら、直ちに中止して安静を図りましょう。

②「Ice(冷却する)」

安静を確保できたら次にアイスパックや氷を入れたビニール袋などを利用して、患部のアイシングをおこないます。

アイシングの目安は1時間あたり10分から15分程度です。

痛みを感じにくくなるまでアイシングを繰り返します。

③「Compression(圧迫する)」

アイシングを終えたら、弾性包帯(伸縮性のある包帯)やサポーターなどで患部を圧迫しましょう。

患部を圧迫することで、痛みを緩和する効果が期待できます。

④「Elevation(挙上する)」

すべての処置を終えたら、患部を心臓よりも高い位置に保ちましょう。

心臓より高くすることで血液の流入量を減らし、炎症の拡大を予防する効果が期待できます。

心臓より高くできないときは、無理しなくて構いません。

 

⭐️打撲を放置するリスク⭐️

打撲を放置した場合、次のような二次的障害のリスクがあるため注意しましょう。

①関節拘縮の危険性がある

打撲を放置した場合、患部の場所によっては関節拘縮を起こす可能性があります。

打撲部位に瘢痕(はんこん)が生じたり、関節組織が癒着したりすることで、関節を動かしにくくなります。関節周囲の打撲には注意が必要です。

②外傷性骨化性筋炎を引き起こす可能性がある

打撲を放置した場合、外傷性骨化性筋炎を引き起こす可能性もあります。

筋肉の炎症の後にカルシウムが沈着することで、筋肉組織の中に骨のような組織ができる症状を意味します。

とくに太ももの前側を打撲したときに多く見られます。

③コンパートメント症候群を引き起こす可能性がある

コンパートメント症候群も、打撲を放置した場合に発症する可能性がある疾患の1つです。

打撲にともなう腫れがあまりにもひどい場合、血管や神経が圧迫され、そこから先の組織に壊死を引き起こします。

たかが打撲と侮らないことが重要です。

 

整骨院では主に、打撲やねんざなどのケガを扱っているので、打撲を冷やすべきか分からない場合、整骨院で相談することがおすすめです。

整骨院には、国家資格者である柔道整復師や鍼灸師が在籍しています。

柔道整復師や鍼灸師は、筋肉や骨に対するプロフェッショナルなので、打撲に対しても適切な処置を受けられる点がメリットです。

 

健康保険が適用される点もメリットの1つです。

あんど整骨院では、1人1人に合った施術をおこなっています。

打撲は運動中だけでなく、日常生活中にもよく見られる炎症性のケガの一種です。

ただ、たかが打撲と侮ってしまうと、思わぬ二次的障害を引き起こさないとも限りません。

打撲したら応急処置をおこない、なるべく早く専門家にご相談くださいね!

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